神々の集い(後編)
桜の手製のおべんとは金太郎と名乗った少年に絶大な威力を誇ったらしく、彼はこれまでの脱力した姿とは大違いに、完全回復を果たしていた。
しかも、まるで餌をくれた人に懐く子犬のように、今は簡単な自己紹介をした桜にべったりと張り付いてしまっている。
「金太郎さん…どうしてここにいるんですか? 貴方も妖…?」
「何やそれ、ワイ、いつの間にかここにいたんやけど…何処や? ここ」
「…えーと」
そう尋ねられても自分も上手く説明出来ないのだけど…と、桜は戸惑いながら、景の方へと視線を向ける。
その相手は、じっと金太郎の事を凝視していたが、ふんと鼻を軽く鳴らして桜へ視線を移しながら言った。
「…妖ではないな…生きている人間でもない…ごく最近死んだ亡者だ」
「え…」
ぎょっとする桜に、景は淡々と説明する。
「たまにこういう事がある。魑魅魍魎や妖の類に殺められた時にその者の妖気を受け、一時的に力を得たことで、こちらの世界に迷い込んでしまう…大概は他の妖に魂も喰われちまうんだが…お前に会えたのが幸いだった様だな」
「そんな…金太郎さんが…」
もう死んでいるだなんて…だってこんなに元気なのに…
「?」
相手にとっては難しい話だったのか、当人はきょとんと二人の顔を交互に見上げてきている。
「…だが、妖の気を受けてここに存在出来るのもほんの僅かな時間だ…それが抜けたら、こいつは輪廻の輪に取り込まれて消滅するだろうな」
「!!」
更に衝撃的な事実を告げられて言葉を失う桜だったが、金太郎は怪訝な顔を景に向けて声を上げた。
「なぁアンちゃん。さっきから何言うてんねん。そんな難しい話ばっかりしとったら…老けるで?」
「……」
少年の一言に、景の眉がぴくんと動き…その右手がわきわきと握っては開きを繰り返した。
「…輪に取り込まれる前に、吾が直々に送ってやってもいいんだがな」
「おおお、お慈悲を〜〜!」
当の少年ではなく、姫が必死に相手の怒りを宥め、彼女はそのまま金太郎へと振り返った。
「き、金太郎さん…貴方が死んだ時の事…覚えていますか?」
「何言うとんねん。ワイが死んどる筈ないやろ? こうして生きとるやん…けど、おかしいなぁ、何も思い出せん…何かをやらなならんかったのに、何やろ…?」
「…」
「無駄だ、死んだ時…殺された時の衝撃で記憶が飛んでいる。名前を覚えているだけでも上々だ」
「……」
「いずれにしろ、こちらも暇な身ではない。そいつは置いて…」
ぎゅ〜〜〜っ!
「…いくつもりはなさそうだな」
金太郎を思い切り抱きしめてこちらを縋る様に見つめてくる姫に、景はやれやれと呆れた目を向けたが、既に予想の範疇だったらしい。
『来い』と言う様にちょいちょいと指を動かし、彼は姫と拾ったばかりの少年を共に連れて岩壁の方へと向かうと、その冷えた岩肌へと掌を触れさせた。
その手が触れた箇所から、岩が崩れてゆく…いや、岩の存在が消えてゆくと同時に漆黒の空間が広がってゆく。
丁度、姫が幸達と妖達の見守る中で誘われたあの球体と同じ様に…
しかし、今回異なったのは、闇の空間の奥から声が聞こえてきたことだった。
『景殿とお見受け致す…』
「そうだ」
男とも女とも、若者とも老人とも取れぬ不思議な声に、景は尊大な態度を崩さずに答えた。
『…はて、面妖な…貴殿は此度の集い、ただの一人の僕も連れぬと告げられた由…然るにその背後の妖共は…?』
「一人は幸の妖だ。この姫は縁あり、吾が連れてきた。場にて彼奴に引き渡す」
『…もう一人は、亡者の類…僕でもない輩を連れることはまかりなりませぬ』
「ああ…これは」
景は、ちら、と金太郎の方を見遣り、再び闇の空間へと向き直りながらあっさりと言い切った。
「吾の保存食だ」
「!」
ぞわっと桜姫が産毛を逆立たせている脇で本人の金太郎はまるで理解していないのか、きょろきょろと辺りを見回し、その『保存食』を探し始めた。
「何処!? 何処に食い物があるんや?」
「え、ええとぉ…」
説明に窮している姫の向こうでは、相変わらず景が上手く向こうに説明を続けている。
「吾だけで来るのは気楽だが流石に力も使うのでな…補給には人の魂がうってつけだ、故にここにあった魂一つ貰い受けてきた。後で食いたいので持参を許可願う」
『……参られませい』
どうやらこちらの要望は受け入れられた様であり、以降、声の主の気配は消えてしまった。
「行くぞ……心配するな。吾はそこまで悪食じゃない、お前がしっかり面倒見ておけばいい…何度も言うが、そいつはもう残された時間は長くないぞ」
「…はい」
「?」
景に頷いた桜は、己の運命を今だ知らぬ少年に全ては語れなかったが、それでも見捨てる事も出来ず、一緒に手を引いて景の後に付いて闇の中へと身を投じて行った。
一方、桜姫を途中で失ってしまった幸と弦は、景より一足先に集いの場へと赴き、座していた。
そこにはありとあらゆる姿見の神々が円陣を組む形で集っている。
人の言葉や、それとは明らかに異なる音が飛び交っていたが、その全ては音としてではなく意識の声として頭に入ってくるのだ。
既に幾度か経験している感覚ではあっても、やはりすぐに慣れる事はない。
しかし今、弦を苛んでいるのはその奇異な感覚ではなく、全身に襲い掛かっているとてつもない疲労感だった。
『幸…幸だ』
『あやつ…また性懲りもなく』
『待て、待て…幸は向かってくる神々を屠っただけ…己から害を加えた訳ではあるまいが』
『しかし、奴の手で既にここに在るべき悪しき神々の半数は消し去られてしまった』
『傍の鬼がおらねば、集いそのものが成らぬものになったかもしれぬ…恐るべき者よ』
聞こえてくる神々の声が怒りと惑いと畏れに彩られながら、弦の従う神について語っている。
鬼と呼ばれた弦は、ふ、と軽く顔を上げて、右隣の少し前に座している幸の様子を伺ったが、相手は静かに面を下へと俯け、押し黙っており、向こうの声など聞いてもいない様子。
しかし、その心中を思うと何と声を掛けていいのかも分からずに、僕ははぁと軽く息を吐き出した。
蓮と約束を交わし、それを守ることは出来たが…また幸については、暫くは他の神々から色々と言われてしまうのだろうな…本人は気にしてはいないし、する事もないだろうが。
何より、あの宮に戻った時、他の妖達にどう説明したらいいものか…彼女のことを。
脳裏に一人の姫の姿が改めて思い浮かんだその時…
「いたか、幸、弦」
「!?」
「…景?」
後ろから掛けられた声に弦がその相手を察し、幸は相変わらず沈んだ面持ちでゆっくりと振り返る。
そこには、予想に違わずあの半人半神が立っている…そしてその隣には…
「幸様! 弦様っ!」
「! 姫」
「桜姫!?」
景の傍から走り寄って自分達に縋り付いて来たのは、確かに桜姫だった。
怪我もなく無事に姿を見る事が出来た相手に、幸が沈んだ表情から一転、心から安堵した顔で両手を差し伸べ、姫を優しく抱き締める。
「姫! ああ、良かった…無事だったのだね、心配したよ」
「ごめんなさい、ごめんなさい! 私の所為で、お二人にも景様にも、ご迷惑を掛けてしまいました…!」
「構わないよ、姫が無事であれば…怖い思いをしただろう?」
涙ながらに詫びる姫に、よしよしと頭を撫でながら慰める神の一方では、景は弦に視線を向けていた。
「景…お前が姫を保護してくれたとはな…何はともあれ礼を言う」
そう言った鬼神の化身に、しかし景は暫しの沈黙の後、何かを察した様に呟いた。
「…やつれたな」
「…察してくれるか」
渋い顔で、弦は姫には聞こえない程度の小声で告げた。
「姫を失った後の幸の乱心が酷くてな…彼女を探す為に本来の姿に戻ってしまい、態の良い的になってしまったのだ。仇なそうと向かってくる神々を片っ端から消し去り、吾は正直、諌めようとしてくれた者達を遠ざけるしか出来なかった…恩を仇で返す訳にはいかぬ」
「相変わらずだな…」
或る意味、一番怖い思いをしたのはこの男かもしれないのに…
はぁ…とため息をついた景の傍で、あの少年がきょろきょろと辺りを見回していたが、弦の差している太刀を見ると興味も露にそれに寄って行った。
「お〜〜、何やこれ、売れば良い値になりそうやな〜」
「なっ…何だこの童は!」
大事な太刀に触れられる前に、それを持ち上げ避難させた弦は、景へ訝しげな目を向けた。
「どうしたんだ、この童…死人か!?」
「ああ、ついでだ、こいつもお前らに引き渡すぞ。そもそも姫が拾った奴だからな」
「…姫が?」
幸たちが久しぶりに姫との再会を果たし、喜んでいる一方では、少し離れた場所で白が静かに座し、集いの始まりを待っていた。
いつか幸の許へ赴いた時とは異なり、今の彼の表情は非常に悲痛なものだった。
「なぁ白、もうええやろ? お前さんがどれだけ悲しんでも、魂は戻らんのやから」
「…ああ」
「どぎゃんしたと? 謙。白、何かあったとね?」
そんな白の両脇には、同じ年代の男達二人が付き、彼の身を案じている。
謙と呼ばれた一人は束帯を纏った栗毛色の髪の男であり、白の顔を伺いながら自身も不安げな面持ちである。
一方もう一人の男は、庶民の纏う様な服を身につけていたが、その身は非常に長身であり、神々の中でも一際目を引き、そして非常に特徴的な言葉遣いをしていた。
「…白がここに来る直前にな…熊野の道に子供が行き倒れとったんや」
落ち込んでいる白の代わりに答えたのは、栗毛色の髪の謙だった。
「惨い死に方でな…獣にやられたんやない、間違いなく何処かの妖にや。膝元であんな目に遭わせてしまって、せめて魂だけでも送ってやろ思たらしいんやけど、その魂も見つからんで…」
「ああ…こういう場が開かれる時は、そんな馬鹿な真似を仕出かす阿呆が必ずおるけんね。子供なら、そりゃひとたまりもなかったばい」
「…近くには、母親らしい女性の遺骸もあった」
ぽつりと白が呟く。
「その子の手には小刀が握られたままやった…彼女を最後まで守ろうとしたんやろう。吾が気付けば守れたかもしれんのに…可哀想なことをした」
自分が傷つけた訳ではなかったが、どうしても悔いが残っているのだろう…愁眉の表情を解くことなく、白は悲しみに捕われてしまっていた。
その彼を気遣っていた長身の男が、不意にぴくんと肩を揺らし、隣に控えていた異形の者へ鋭い視線を送る。
「…今、何て言うたとね?」
相手は身の丈は倍以上もあり、頭と思しき大きな肉塊の上には目玉が三つ並ぶ形で存在している。
肉塊の表面は溶けているのか爛れているのかも分からず、ごつごつとした岩肌の様な色合いと、べったりとした感触を伺わせ、生理的嫌悪感を嫌と言う程に刺激した。
黒装束を纏っているが、袖からは手は覗けず、代わりと言う様に目玉たちの下の赤い口がおぞましい音を立てて、笑っていた…まるでこちらを馬鹿にするように。
ここでは人の言葉は意味を成さない…その意図する言葉は脳へと響く形で伝わってくる。
長身の男は、相手が微かにたてた小波程度の声を、しかししっかりと聞き取っていたのだ。
「…何て聞こえたんや? 千里」
「……『あんな餓鬼一匹、死んだぐらいで』」
間違いなくそう聞いた千里が伝えると、白の表情がすっと掻き消える。
あんな…やて?
「……お前か」
吾らの膝元で、あんな無体を仕出かしたのは…お前か!
白の怒りの視線が向こうに注がれた…が、それと同時に、場に響き渡る鈴の音が、彼らの行動を止める。
(…天意が…)
天意が来た…
音を聞いた神々とその妖たちが、ざ、と一斉に円陣の中央に向き、姿勢を正す。
陣の中央には今だ誰の姿も見えず、声もない。
ただ、何処からか注がれてくる光だけがあったが、その光には誰をも寄せ付けない神々しさが存在していた。
桜が幸に感じている神々しさ以上のそれは、その場の全ての者を畏怖させる絶対の何かを秘めていた。
それこそが…天意だった。
天意が現れた時、幸たちは丁度姫から金太郎の素性について説明を受けているところだった。
もうすぐに消えてしまう人の亡者であるのは、幸にもすぐに分かる事だったが、彼は姫の意図を汲み、それ以上は何も聞かず、そこに少年が留まることを許したのだった。
しかし、その少年についての会話は一時中断となる。
現れた天意から神々や妖たちに向かって、『声』が放たれてきたからだ。
その『声』が響いたらしい直後に、幸に神々全ての注目が集まったが、残念ながら姫には天意の声が聞こえなかった。
「…え?」
きょろっと辺りを見回し、隣にいた弦にひそりと尋ねる。
「あの…今、何か…」
「天意が、幸の参加について確認したのだ。普段は滅多にこんな場所にはこないからな…天意に名を呼ばれるということは、実力を相応に認められているということだ…」
「ああ…」
だから、他の神々も幸様に注目しているのね…と桜が納得している間に、幸は天意の聞こえなかった声に応じる様に頷き、唇を開いた。
「ええ…今回はこの二人に付き添いを……いいえ、これは」
にこりと微笑み、幸は相手に何らかの問いの返事を返す。
「…吾の非常食です」
「……」
何処かで聞いたことある様な説明だな…と思いつつ、桜は幸と、傍に座していた景を交互に見つめた。
何となく、二人が仲が良い理由が分かってきたような…
「非常食!? 何処? 何処や!?」
相変わらず金太郎は辺りを見回して食料を探していたが、無論、見つかる訳もなかった。
そうしている内に、また暫しの沈黙…正しくは天意の『声』が響いているらしい時間が流れたが、相変わらず姫はそれを聞くことが出来ない。
「うう…分からない」
「暫くは我慢するんだな…最初はそんなもんだが、徐々に聞こえてくるだろう」
景が桜にそう言い終わるか否かという時に、突然、その場に桜でも聞こえる声が響き渡った。
「お待ち下さい、天意!」
誰であろう、あの白だった。
桜はその時初めて相手の姿を認め、存在を知ったのだが、幸や景はああやはり、と半ば察していた様子で白の発言を見つめていた。
「此度の集い、人の世を滅ぼすこと前提に在る訳ではありますまい。少なくとも吾は、人を生かす為にここに参ったのです」
彼の発言を皮切りに、ざわざわざわ…と辺りの場がざわめく。
白の発言に同意する声…否定する声…様々な声が聞こえる中、桜は吃驚して幸を見上げていた。
「…人の世を、滅ぼす…って、どういう事なんですか!?」
「……そのままの意味だよ。人は驕り過ぎているから、もう存在を許すべきではないという声は元々あったのさ。今回いよいよ大きな裁断が成されるかもしれないから来てみたんだけど…やっぱりか」
「…フン」
景は唇を歪め、勝手にしろ、という様に白を見つめている。
そして、景の傍にいた金太郎は…先程までの賑やか振りは姿を消し、じっと白の方へと視線を向けていた…不自然な程に。
白を知っているのか? それとも…
「…?」
流石におかしいと景がそちらに意識を向けたものの、その注意は長く続くことはなかった。
何故なら、どうやら今度は景が天意より『声』を掛けられたらしく、彼は円陣の中央へと視線を戻しながら立ち上がったのだ。
「…人の世は人に任せて好きにさせておけ…というのが吾の正直な意見ですが、帝としての意見を求められたのなら帝として申し上げよう。人を統べる立場の者としては、彼らを見捨てる事など元より考えておりませぬ。神々が人々を滅ぼそうというのであれば、吾は人々を率いて神々に戦いを挑むまでのこと」
この宣戦布告とも取れる発言に、更に神々はざわめきたった。
そんなざわめきの中で、景に向かって何処かの神か妖かの声が掛かる。
『僕一人も連れぬ神如きが、人の頭に立った程度で何を言うのか…』
「……」
それに、景は言葉では答えなかった。
代わりに、いきなり何処かから悲鳴が上がり、離れた場所にいた妖が自身の腕を握っていた…氷の彫像として固められた腕を。
「…吾が力を侮るなかれ」
冷酷な神としての一面を覗かせながら、景は辺りの神々を威圧するかの如く微笑む。
「吾がここに独りで在るのは、僕がいないからではない…不要だからだ。生憎、半人半神の吾はここに来るのに人の肉体を現世に遺さねばならん。吾が僕達はその身体を守る為に殿へと残っているだけのこと…ふん、相手をあげつらう前に、役に立たぬ妖ばかりを従えて来る方こそ身の程を弁えろ」
挑発する様な景の言葉に、怒りの声が次々と上がる…その殆どは、見るからに悪しき存在の神々やその僕達だった。
彼らの周囲に纏う気が酷く淀んだ、濁ったものだったから、桜にも分かったのだ。
改めて見ると、善に縁る神々と悪に縁る神々はやはりというべきか、二極に分かれて円陣を組んでいるようだ。
最初に意見を述べたあの白という神は善に縁り、且つ、悪しき神々との境界に座しているという微妙な位置にいるらしい。
桜姫達の居る場所は…当然、善に縁る位置だ。
(考えるまでもないよね…幸様や景様は善い神様だもの…)
そういう桜の思考を遮る様に、尚も景の糾弾は続く。
「そもそも実力のある神なら僕など連れずとも此処に参じるぐらい何ということはない筈。吾が良い例だ。まぁ、お仲間が半数以上僕ごと消されちまった悔しさは分かるがな…たった一人の神に」
その時、悪しき神々の向ける視線の先は二つに分かれた。
一つは景…そしてもう一つは…幸だ。
特に幸に向けられる視線は氷よりも冷たく、針よりも鋭いものだったが、彼本人は薄い笑み一つでそれら全てを軽く受け止めていた。
『いじめられたらどうしよう』と気弱な台詞を述べていた神とは思えない。
寧ろ、その冷酷な仕打ちすらも心地よい刺激とばかりに楽しんでいる。
そして、桜は場が再びざわめきから逃れ、静寂の空間になった事で、天意の声が伝えられた事を知った…相変わらず、その意思は汲み取る事は出来なかったが。
どうやら他の神々の意図を尋ねていたらしく、以後、多くの神々が天意の声に促されたのか、立ち上がっては己の意見を述べてゆく。
彼らもまた、人を慈しみの心で見守るもの、侮蔑の対象としか捉えぬもの、様々な立場であり、様々な言葉が天意に届けられていった。
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