律儀に礼を述べた若者の両脇から、隠れていた仲間達が一斉に部屋の中へとなだれ込み、扉の間際にいた二人の悪党に飛び掛かる。
 特にブラジル人とのハーフである若者の動きは極めて俊敏で、黒い獣の様に一人の男を床へと押し倒すとそのまま上へ乗り上がり、頚部を圧迫して速効で落とした。
 もう一方の男も同じく別の若者に押し倒され、両肩を相手の膝で押さえつけられながら頭を掴まれたが、何より彼が恐怖したのは、こちらを睨みつけてくる若者の血の様に紅い瞳だった。
「悪党がっ!!」
「壊れてみる?」
 ジャッカルと切原がそれぞれの相手を威嚇している間に、最後に残った男は当然、部屋の中に閉じ込められる形になってしまった。
 相手も二人だけなら強行突破もありだったが、出口中央に悠然と立っている若者が壁になっていたのだ。
 押しのけ、傷つけてでも出ていたら、逃れられたのか?
 いや、それもおそらくは不可能だった。
「…こんな火の気も燃える物も無い場所で、そう都合よく火事などないでしょう」
「こっちも期待はしてたけどさぁ…マジでバカなのなー。お気の毒な人生だよぃ」
 更に扉の両脇から、隠れていた柳生と丸井が顔を出す。
 辺りから集めてきた生木や枯れ木、ゴミに発炎筒で火をつけ、その煙にも手伝ってもらった偽りの火事を作り上げた男達も控えていたのだから。
 多勢に無勢…卑怯な形に見えるかもしれないが、元々向こうはいたいけな少女さえ傷つけさらうという凶悪集団であり、そんな奴らに礼儀を通すつもりは毛頭無かった。
「皆さんっ!?」
 初めて、桜乃が声を上げた。
 嬉しかったのに、身体はまだ恐怖に震え、勝手に涙が流れてしまう。
 彼女の姿を確認して幸村達は安堵の表情を浮かべたが、それはまた新たな危機の始まりだった。
「動くんじゃねぇ!!」
「っ!?」
 縛られた桜乃を無理やり立たせ、最後の一人が壁際まで下がると隠していたナイフを桜乃へ突きつける。
 人質を盾にした格好で、男は幸村達を威嚇する様に睨んだ。
「近づくな…!」
「やめておいたら? 下手に罪状増えたら後が面倒だよ」
 言いながら、幸村は物珍しそうに発炎筒を右手に握った。
「うるっせえ!!」
 怒鳴る男の手が激しく動いて、それが桜乃の目前で振られる。
「竜崎…っ!!」
 仲間を取り押さえていた切原は怒りにぎらぎらとした目を向け、獣が構える様な姿勢で威嚇したが、幸村は少しだけ眉をひそめたもののその場から動こうとはしない。
 壁際に立つ若い男は、じり、と間合いを保ちながら、桜乃の首を締め上げつつ己の盾にする。
 少女の白い喉にナイフを突きつけられては、流石に立海のメンバー達も下手な動きは出来なかった。
「…っ!!」
 顔に触れるほどに近い刃を目にして、桜乃は怯えながらも必死に声を耐えた。
 出したくても出せなかったのかもしれないが、とにかく、犯人を刺激するような真似をして幸村達の邪魔をしてはならないという気持ちがそうさせていた。
「…大丈夫だよ、竜崎さん。もうすぐ警察も来るから」
「なんっなんだよお前らはぁ!!」
 無情に自分を絶望に突き落とす様なことを、少女に優しく語り掛けている少年に、年上の犯人は殆ど半狂乱になって叫んだ。
 脂ぎった顔に浮かべる表情も、仕草も、何もかもが見苦しく、腹立たしい。
「ただの中学生だよ」
「嘘付けっ!!」
「本当だってば」
 にっこり笑った幸村が一歩を踏み出し、それに対して更に男は一歩下がる…が、もう背中に壁が密着するところまで来てしまった。
 肩の辺りに窓枠が当たり、違和感がする。
 小さな窓は丁度自分の頭の高さにあり、後ろから差し込む光が目の前の侵入者達を遠慮がちに照らしていた。
「……」
 幸村は一歩…一歩…とゆっくりと部屋の中に入って、中央に置かれていたあの鞄の中を覗き込み、その荷物の一つを左手で取り上げる。
 白い錠剤が入った、ビニル袋…仁王が朋香から受け取った物と同一だった。
「…こんな物の為に、竜崎さんをさらったの…?」
 こんな下らない物の為に…?
 ふつふつと沸き上がる怒りを穏やかな言葉の奥に封じ込めて、幸村は異様に冷えた瞳を相手に向ける。
 怒るほどに冷めてゆく、非情の瞳。
「許さないよ」
 ぞわりと背筋を走る、悪寒。
 耐え切れず、認めることも出来ず、男は刃を頼りに怒鳴った。
「るっせぇ!! いい加減にそこをどきやがれ!!」
「いいよ…そこに『的』を立たせる俺の役目はもう済んだ」
「…?」
 あっさりと言い放った幸村は、その言葉と同時に右手を軽く上げた。
 それが…合図だった。

「行くぞ越前。続けよ」
「分かってる」
 幸村達が扉へと向かっていた時、真田と越前は二人だけ倉庫の裏に回りこみ、ラケットとテニスボールを手に中の様子を伺っていた。
 気付かれないように物影に潜み、騒ぎが起こった段階で今いる場所に移動したのだが、ここからだと、窓を通じて中の様子は窺い知ることは出来ない。
 しかし。
 窓に背を向けている見覚えの無い人物の後姿だけは分かった。
 それさえ分かれば十分だった…的が分かれば、それでいい。
 そして合図…幸村の腕に握られていた発炎筒の輝く光が掲げられる。
「フン…この不届き者がぁっ!!」
 帽子の下で、真田が目を爛々と光らせ、渾身の力を込めて窓に向けてスマッシュを打った。
 続いて、越前もまた黄色い弾丸を勢い良く打ち込む。
「っけえぇぇっ!!」
 二人の球はほぼ前後に並び、抜群のコントロールで真っ直ぐに窓へと向かっていく。
 まず最初に真田のボールが窓を直撃し、薄汚れたガラスを粉々に打ち砕いた。
「な…っ!」
 障害物を砕いたボールは減速して部屋の中へと落ちていったが、すぐ後に越前の一球が続く。
 それは窓のあった空間を難なく素通りして、勢いを保ったまま振り向いた男の顔面を直撃した。
「ぎゃっ!!」
 思わずナイフを取り落とした男の目の前に、幸村が迫る。
 初めて、彼が自分から積極的に動いた瞬間だった。
「竜崎さんっ!」
「!」
 彼の手が、桜乃を不埒な輩から引き離すと、そのまま強く握られる。
 そして彼女の盾になりながら、幸村は痛烈な右ストレートを相手の顔面に叩き込んでいた。
 越前の直球を受け、更に幸村の拳の一撃を受け、男の顔は無残に変形し、意識は手放されて無様に倒れた。
 おそらく、幸村の最後の攻撃は予定には入っていなかったのだろう。
 他の部員達が『あ〜あ』という表情で彼と倒れた犠牲者を眺めていたが、結局誰も何も言わなかった。
「竜崎、無事か!?」
「あ…み、なさん…」
 大立ち回りを演じた立海の面々が彼女を囲んで気遣う中、幸村は割れた窓の向こうに見える、影の功労者達にぐっと親指を立てた。
『上手くいったよ』
 その声無き台詞に、向こうの二人もラケットを肩に乗せながら薄い笑みを浮かべていた…


 六人の男達を辺りにあった縄で縛り上げたところで、ようやく警察車両が到着となった。
 渋滞がどれだけ続き、交通事故の処理がどれだけ長く掛かっていたのかは知らないが、本当に遅い。
 しかし、それは立海にとっても口裏を合わせるには好都合ともいえた。
「軽いロードワークの後にここで練習していたら変な人達が来ていましてね。つい興味本位に眺めていたら、さらわれたという知己の顔が見えたので、間違いなく事件の関係者だろうと判断しまして…お騒がせして大変申し訳ない」
「…こんな所でテニスの練習?」
「人に当たる心配もないし、丁度いいかと思ったんです。ほら、ちゃんと全員ラケット持ってますし。嘘を言っても仕方ないかと…あ、無論これらを武器にしてもおりません。調べて頂いて結構です」
 いけしゃあしゃあと、免罪符であるかの様に切り札のラケットを持ちながら…
 立海の『紳士』を始めとする一軍は、六人全員を警察に引き渡しながら聴取を受けていた。
 笑顔で。
 警察も驚いただろう、着いたら既に犯人と思しき若者達が縛り上げられ、証拠品と一緒に奥の部屋に閉じ込められていたのだから。
 しかもさらわれた少女は奇跡的に無傷で、犯人達を捕らえた学生達によって手厚く保護されていたのだ。
「向こうが知り合いの子を縛って脅してたんッス! 俺達ももう夢中で〜。ナイフとかも突きつけられてて、そりゃもう恐かったッスよ〜〜」
 犯人を赤い目で散々恐怖させた二年生は、いまはもう落ち着いた瞳の色で大袈裟に向こうの悪党振りをアピールしていた。
「うーむ…」
 何か引っかかるものを感じながら聴取をしていた初老の刑事と思しき男に、警察官が走り寄ってきた。
「すみません、あの少年がこれを…」
 警察官が、銀髪の少年を指差しながら提出したのは数台の携帯電話だった。
「奴らが隠していたのを見つけたそうです。ロックはなく、中に取引先などの情報が…」
 嘘である…正解は、「見つけた」のではなく、彼が相手方から全て「奪った」後に、ロックまで解除してしまったのだ。
「なにっ!? すぐに情報課へ回せ!」
「はいっ!!」
「あの、すみません」
 貴重な情報を得て興奮している警察側に、幸村が遠慮がちに手を上げた。
「何かね?」
「俺達は引き続きここで聴取を受けます。何でも聞いて下さい、警察の方々への協力は惜しみません。ただ、彼女はすぐに病院へ連れて行ってあげてくれませんか? 身内の方も心配しておられると思いますので」
「幸村さん…」
 見上げてくる少女に、幸村はにこ、と笑う。
「もう向こうに連絡はしているから」
 そして、思い出した様に刑事に付け加えた。
「あ、一人、俺達から同伴者を付けたいんです…彼を」
 立海の部長が指差したのは、立海のメンバーではなく、青学の一年ルーキーだった。
「え…?」
 キョトンとする越前を指差した幸村は、刑事に穏やかな笑みを向けて首を傾げた。
「彼女と同じ学校の子なので、知り合いの方があの子も安心します。それに身内の方は、彼の所属する部活の顧問ですから。彼だけは聴取はそこでしてあげて下さい」
「そうかね…ふむ、分かった」
 立海のメンバー達の(表向きの)従順さと、(竜崎にのみ向けられた)優しさは、警察関係の人間にも好意的に受け取られ、彼らの望むままに事は運んだ。
「念の為、救急車で病院へ搬送しよう。君達には引き続き、もう少しここで話を聞かせてもらいたいが、構わんかね?」
「勿論です」
 立海テニス部の学生は非常に優秀で礼儀正しい、という認識を警察に確実に植え付けながら、幸村は越前と竜崎を救急車まで見送った。
「越前君、竜崎さんを宜しく。先生と青学のみんなにもよろしく伝えておいてくれ、結局、まともな挨拶は言えないままだったからね」
「…何で俺なんスか?」
 疑問を投げかけると、立海の部長はにこっとこちらに笑顔を返した。
「あれ、忘れたの? 竜崎さんを一日借りる権利は、今日の最優秀功労者にあるんでしょ?」
「!」
「竜崎さんをあの犯人から助ける一撃を出したのは君だよ。文句なしの今日の一番の功労者だ。だから、今日は一日、君が竜崎さんの隣にいるんだよ」
「アンタ達だって…」
 色々とやってたじゃない…と言おうとした越前の肩をぐっと強く掴み、幸村が覗き込むように笑いかけた…何故か、寒気を覚える様な笑みだったが。
「い・い・ね?」
「…分かったッス」
「それでいいんだ。さ、乗って乗って」
 促すように、三年生の先輩が一年の二人を救急車へと押し込んだ時、解放された桜乃が深く彼に頭を下げた。
「幸村さん…あのっ…有難うございました」
「うん、君が無事で良かった。今度は青学と、景品無しでの勝負をしたいね。その時こそ手加減しないって伝えておいて」
 ふふ、と笑いながら、幸村は二人が乗った救急車が走り去るのを見送った。
「……」
「行ったか」
「ちぇっ、結局アイツがいいとこ取りかぁ…ま、いーけど」
 他のメンバー達も色々言いながら去ってゆく車両を眺めていたが、意外と晴れ晴れとした笑顔を浮かべていた。
 桜乃が無事だった…それで彼らは十分だった。



「ああ、越前も軽い聴取だけで済んだ…事件が解決していたからな、儀礼的なものだ」
 病院の片隅…携帯の使用が許されている待合室で、手塚が電話の向こうにいる相手に、渋い顔をしつつ報告を行っていた。
『ふふ…手塚、本当は彼の脱走に気付いていたね…見逃したんだろう?』
「…さぁな」
『まぁいいよ、それについては不問にしよう。俺達が手助けされたのは事実だし…竜崎さんは大丈夫?』
「今は病室にいる。念の為、一日だけの入院ということになった。本人は全く問題ない健康状態だ…危険を冒してまで助けてくれた事には、改めて礼を言う」
 手塚の言葉に、向こうの若者は何のこと?と惚けてみせた。
『俺達は、あれからテニスの練習に別の場所に行っただけ。彼女を見つけたのも偶然さ。まさかわざわざ犯罪者の所に押しかけて暴れたなんて、天下の立海テニス部がやったなんてことになれば大事だからね。まぁ、軽い注意だけで済んだし、向こうの怪我も正当防衛でのものになった』
「…その様子だと、警察も納得したのだろうな。お前達の主張に」
 手塚の言葉には僅かに呆れの色が滲んでいたが、向こうはくすくすと軽く笑うのみだった。
『…ところで、君の所のルーキーは、ちゃんと竜崎さんに付き添ってる?』
「? ああ、今も病室だ。アイツにしては珍しいが…まぁ勝手な行動を反省しているのなら構わん」
『俺達の動きを見越した上で、その勝手な行動を許可したのは君だろう、手塚…ふふ、まぁ、彼が約束を守ってくれているなら、それでいいよ』
「…約束?」


「え、と…リョーマ君…」
「何?」
 ベッドに横になっている桜乃は、傍のソファーに座っていた越前に遠慮がちに話しかけた。
 殆ど無傷で健康体な自分は、本来なら入院している必要も無いのだ。
 なのに、彼はここに着いてからずっと、自分の傍に付き添ってくれている。
 嬉しい気持ちは勿論あったが、何となく申し訳ない気持ちでもあった。
「もう随分暗くなったから…帰っていいよ。私、大丈夫だから」
「…面会時間はまだ残っているから、ここにいる」
「でも…ここにいても暇だし…」
「今日は、俺がアンタを借りてるんでしょ?」
「そ、れは…そうだけど…」
「……」
 でもやっぱり、と暗い顔をする桜乃に、越前は無言で彼女の手をぐっと握り締めた。
「っ!?」
「…言ったよ、俺」
「え…」
「何も期待してない、何もしないでいい、あんまり騒ぐなって…だから」
 更に、ぐ、と力を込める。
「…ちょっと静かに、こうしていようよ。無理して話題探すことも期待してない…こうしているだけで、いいからさ」
「……う、うん」
 桜乃が赤くなって頷いたのに満足したのか、越前はそのまま手を離さなかった。
 いつもの仏頂面…ではなく、微かに笑みを称えて。
(リョーマ君…)
 少しだけ…少しだけ距離が近くなったって思ってもいいのかなぁ…?
(今は、静かに……二人でこうしてようね…)
 心があったかくなるのを感じながら、桜乃もまた微笑んでいた。



 翌日の朝刊には、やはり、立海の面々と越前リョーマの武勇伝が写真付きで掲載されていた。
 昨今の若者を蝕む合成麻薬の取引現場に居合わせたテニス部員が、人質の少女を助けて犯人達を捕らえた大偉業は当然好意的な言葉のみで語られ、立海だけに留まらず社会的にも広く認知されることとなった。
「まぁ、妥当な評価じゃな」
 ふんふんと頷きながらそれを部室で読んでいた仁王の隣では、柳生が眼鏡を押し上げながら満足そうに微笑んでいる。
「家族に無茶をするなと叱られはしましたが…やはり人助けは良いものですね」
(助けたばかりじゃないがのう…)
 犯人の方は容赦なく叩きのめしたのだが、まぁ自業自得ということにしておこう…過剰防衛という言葉はこの際忘れたことにして。
「俺は写真写り良かったから満足ッス」
「やっすいな、お前…」
「ウチ、これ切り取って額縁に入れるって言ってたぜぃ」
「誇られるのなら、構わないと思うが…」
「ふん、この程度の輩に俺達が遅れを取る訳がない。全く、最近の犯罪者もたるんどるぞ」
 皆が口々にそう述べた中、部長の幸村はいつもと同じ朗らかな笑顔を浮かべている。
「ふふ…けど終わりよければ全て良しってね…大きな怪我をした人もいなかったし」
『幸村部長に殴られたあの人は…?』
『あの一年のボールと合わせて、全治二ヶ月の重傷、左の歯と顎はほぼ全滅だったってよ』
 こそこそと囁く切原とジャッカルを他所に、彼は新聞を眺めながら笑って言った。
「これだけ社会的に評価が高いと、きっと次の予算も期待出来るね。警察署に表彰で呼ばれる予定もあるみたいだし…生徒会にもアピールしておこう」
「当然だな」
「既に手は打ってある」
 計算高い立海の代表三人に、他の部員は最早感動すら覚えてしまう。
 更に、
「竜崎さんをあの一年に任せたんだから、このくらいの見返りは当然だよね」
 そんな幸村の一言に、全員、納得…
(あー、やっぱり少しはムカついてたんだ…)
 きっと、今頃は青学の方でもこの新聞なり伝聞でそれなりに大騒ぎをしているのだろう。
 けどまぁあの子を助けて無傷で戻したのだ、確かにこのぐらいは御礼として受け取ってもばちは当たるまい。
「あの日の試合は無効になってしまったけど、また改めて再戦を申し込まれるかもしれないね…まぁ、非利き手の練習ぐらいはしておこうか、それと、その時には…」
 朗らかに語っていた幸村が、一言、どうしても笑顔ではなく真顔で言いたかった台詞、それは…

「もう絶っっっ対に竜崎さんは、景品にはさせないっ!!」

『当っ然っ!!!!!』

 二度とごめんだこんなコト!!
 返す立海メンバー達の言葉も見事に一致団結した、ある晴れた朝のことだった……






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